備忘録 Part.2

アニメ、漫画、本、映画、ソシャゲなど思いついたことを書きます

195.「アクアマン」について書きました。

アクアマン」を見てきました。

wwws.warnerbros.co.jp

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「アクアマン」ジャスティスリーグこそ見ているものの、ほぼ前情報のない状態。スースクやワンダーウーマンに反して、男性ヒーローのオリジン映画はそこまでな印象がDCEUにはあったので、今作もあまり期待していませんでした。

 

しかし、試写会の段階で、ツイッターで散々流行り散らかしていて。

「テンポがいい」

とか

「何も考えずにみられる」

とか

「サメ」

とか、「いやDCだぞ…?」と慌てるワイ。

一体どんな話になっているのだろう、と楽しみでした。行ってみると、田舎の映画館なのに、席は結構埋まっていて驚いた記憶が鮮明です。

 

で、視聴して思ったのは、日本おかしい
というか世界おかしい。

みんな働きすぎだと思う。

映画全体に蔓延した、偏差値2くらいの空気感

そして、この映画がバズる日本。

みんな有給を取れ。一日8時間ちゃんと寝ろ。それができない会社なら転職した方がいい。なお、明日は建国記念日ですが、俺は出勤です。

 

というわけで、アクアマンについて、ネタバレとか配慮せずに書きます。

というかネタがバレてもそんなに難しい理屈がない映画、もとい「えいが」なのは置いておく。

あと、クワマン*1の話は一切しません。

 

 

  • ダサい

画面がダサい。本当にダサい。

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映画『アクアマン』特別映像5分【HD】2019年2月8日(金)公開 - YouTube

 

深海都市は謎のし、水も極端に青い人間離れした水泳を2時間半延々とかますし、ヒーローもヴィランもずっとスーツがペッカペカ

本当に水がなぜあそこまで水色してるのか疑問です。
「いや、水の色だから水色なんでしょ」と言われたらぐうの音が出ないけれど、とにかく青い全部青い郁もびっくり。

監督は二郎系行ったら全マシ頼むタイプなのかっていうくらい、コントラスト高め色合いマシマシ明度ペッカペカ。

とにかく仰々しい。パチンコ屋みたい(小並感)

 


Arthur - Aquaman Soundtrack - Rupert Gregson-Williams [Official Video]

あとSE
タイトルくる~~\ギュィイイ~~ン/
モモアくる~~?\ギュィイイ~~ン/

なんかあるたびに大体鳴るのなんなんだ*2

鳴るせいで展開がわかるほどに鳴る。前半とか特に鳴る。
途中から自分は鳴るたびにニヤニヤしてしまって顔を手で押さえるのが大変でした。
それで迷惑かけてないか不安になって横を見たら、隣の人もニヤついているという。
なんなのこのえいが。
 

演出も、銃口のアップから視線を誘導、ロマンティックな会話するシーンでマシマシ夕陽をバックにする、とかダサい。
ところどころなんかダサい。

 

書いてきたことをまとめると、全体的に大コマというか大振りすぎなんですよね。

よく日本の特撮で画面をキメようとしすぎるあまりダサくなっている作品とかあるけど、アクアマンはそのハリウッド版。BLEACH

パチスロでお金稼いでる系特撮とか好きな人は行って欲しいです。
あれの百倍ダサい。

(ただ俯瞰定点カメラのモモア戦闘はドキドキしました)

 

  • 肝心のお話

じゃあ物語面は、というと、とんでもなく中身がない。
いや、本当は中身をくみ取れていないだけ、という可能性はありますが、にしても登場人物偏差値低くないですか?
初め(画面に面食らいつつも)いい入りやん!というか、水族館のシーンとか燃えたのは事実なんですけど、にしてもそこから偏差値がずっと低くないですか?

いや初めからなのか…?

俺はアクアマンを本当に見たのか…?

 

  • 王族の血と偏差値2

見て思ったんですけど、

このえいが、本当に王族の血という理由が強い。


今作、「王族の血」が半ばマクガフィン的に理由として使われています。
大富豪のジョーカー、遊戯王ブラックホール、アクアマンの王族の血。
で、それで通っちゃうので、全体的に偏差値が低く見えるのでは、と考えました。

 

  • オームの戦争宣言シーン

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AQUAMAN - Final Trailer - Now Playing In Theaters - YouTube



オーム

「人間に何年隠れてきたと思ってんだ!そろそろやろうぜ!」

と宣言するシーン。

あそこ割とオームの語り少な目で、なのに周囲は

「戦争すっかな…」
みたいな空気になっていたんです。
これはオームの王族の血パワーによるところが大きいでしょう。


そんな場面において、オームが唯一面食らう反論がありました。

 

それが

地上に王族の血継いでるやつ、もう一人おるんやろ?」

です。

オームの回答は「…っと、えっと、俺が倒すし!!!」でしたが、
この回答、明らかに偏差値低いし、ていうかそもそも、この頃のオームはまだカシコキャラなんで、作品世界ではこの返答が最もスマートという扱いになります。

いうてもオームは王族の血持ちなんで。

なめんなよ??

 

  • アクアマンの王の素質

対するアクアマンもスキル持ちなわけですが、問題なのがアクアマンスカウトの理由。

王女が「海底の危機を救えるのはあなただけ!」と訪ねてくるわけですが、作品見てるとアクアマン本人を評価した理由一言も言ってないんですよね。

アクアマンの人柄や性格を判断したものでなく、「あなたは人間と女王の子供で~…」っていうのが唯一の語り。

そう「王族の血」です。

ステッペンウルフ倒したから*3とかゴニョゴニョ言ってたけど、基本アクアマンをアーサーとして見ず、王族の血筋としか見てない王女

流石にちょっとかわいそうでした。

でもアクアマンも偏差値2だから、気づいていなかったのでどうでもよくなりました。

 

まぁそんなアクアマンも、結局「王族の血」を活用し、なんやかんやで王女とキス。

よかったね。

 

 

  • アクアマン試練のシーン

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即オチ海獣ヒロインの名シーン

映画『アクアマン』特別映像5分【HD】2019年2月8日(金)公開 - YouTube

 

王族の血でいえばアクアマン試練のシーンもそうです。

伝説のトライデントを抜ければ王として認められるけれど、最強の海獣が守護者として立ちはだかる。

あの海獣強すぎんか。

試練に当たり、アクアマンも戦うが全く歯が立ってなくて、状態完璧のアクアマン複数ある触手の一本のみでフルボッコにあってる時は、「あ?ここでデッドエンド?」とか考えたりしました。

この海獣たぶん作中1位なのでは?というくらい強かった印象。
監督絶対パワーバランス間違えただろ。

 

しかし、アクアマンは魚と喋れるという能力があります。

つまり、海獣とも喋れる。(ド正論)

 

すると、海獣

「私と喋れる…?過去に喋れたのは初代王ただ一人…。つまり、王族の血…?」

と守護をやめ、アクアマンはトライデントを引き抜く。

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あっはい。

 

しかも、この海獣、この後、王族の血という理由だけでアクアマンについて3国分の軍隊相手に渡り歩いてるとかなんなの。
 

あと、これは余談ですが、王族の血を継いでるはずの弟オームは魚と喋れないのはなぜだったんでしょう。
これ、帰りの電車で悩み続けたんですけど、この映画の中に難しいことは存在しないはずなので、多分俺の理解力が悪いんだと思います。

喋れないものは喋れない。

了解です。

 

  • ていうか、そもそも民衆

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AQUAMAN - Final Trailer - Now Playing In Theaters - YouTube

というか、この物語、全体的に王族の血に対する民衆の防御力が低いんですよね。

大体の人が「王族の血!」と言うと、「まぁ従った方がええんやろうな」とすんなり従う。

別にアクアマン一派、ガンガン殺すし被害もゴンゴン出すが、それを知っていても「王族の血持ってる俺!王になったぞ!」というと「アクアマン!アクアマン!」とコールが起こる。

王族の血という理由だけで動くメインキャラもあれだけど、王族の血という理由に疑いを持たない民衆たちが一番偏差値が低いんですよ。

 

で、結局、王族の血何なの。

 

 

ところで海底人、あんだけ偏差値低めなのに、無限に供給できるエネルギー源の発見には成功したらしいです。
なんなんだ。

 

 

しかし、ヴィランは違う。
偏差値が高い。

と思っていたんですよ、前半まで。

 

  • オーム

まず、オーム

彼は至極真っ当でした。頭もいい。
彼は人間を侵略するという野望を持っている。だが、この動機は、海(=住む世界)を汚染する人間を恨んでいるためで間違った動機ではない。

加えて、多少強引な手を使うが、昔よりある「4国の同意がないと地上を攻めてはいけない」という誓約はきちんと守るし、それをクリアするために努力もしていました。あくどい顔をしながら意外と真面目。
ええやつやん。

 

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で、3国目の同意得たくらいで
俺がオーシャンマスターだ!」

と変な鎧をかぶり出すけど、あれは何だ。

銀メッキピッカピカで、角が4本くらい生えている鎧です。

どこ行ったさっきの偏差値。

 

というか、銀ピカの鎧着て、環境汚染が~とか人間が~とか言うのはまだいいんです。

オーシャンマスターが問題なんですよ。

 

なんか「今回、俺いけそう」みたいなタイミングで、周りに人がいるのに「オーシャンマスターだ」って名乗るわけじゃないですか。

しかも、自分の中で大きなイベントが起こったわけでもない。ただ、「あ、今回いい感じかも」みたいなときに「オーシャンマスターだ」ですよ。

 

で、オーシャンマスターって何なんだよ!

サイヤ人でいう超サイヤ人なのか!?

普通のオームと強さ違うのか!?

作中だと鎧かえたオームだけどどう違うんだ!

教えて偉い人!

 

 

 (一応、オーシャンマスターの伏線はあったけれど、物語中語っていた条件はクリアしているかつかめず、オームが勝手に言い出したのでは。。。と思っているのは秘密である)

 

  • ブラックマンタ

そして、もう一人のヴィランブラックマンタ

 

彼もまたヴィランになった理由は真っ当でした。

海賊として活動し、ある船を襲撃中、父にナイフを託される。このナイフを持って、父の海賊、悪を受け継ごうとしている時、アクアマンが現れる。

アクアマンは、浸水し水が溜まっていく船内で、海賊父の足を瓦礫の下敷きにした後、「二人とも助かりたかったら何とか逃れることだな!」と言って去ります。

結局、父は逃げない息子を見かねて、手りゅう弾で自決する。それを目の当たりにしながら誰もいない船内で吠える男、それが未来のブラックマンタだったのでした。

 

正直、アクアマンの方が鬼畜であるし、アクアマン自身にも「得意になっていた」という自責の念があるようですが、ここ、ぐう畜すぎて正直受け入れられなかったです。

 

ただ問題にしたいのは「コスチューム」の件です。

父の海賊時代の名がブラックマンタだったというのを受け継いでいる。だから、マンタというデザインに引っ張られるのもわかる。

しかし、オームが助力したことで、

 

手に入ったこのスーツを

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復讐の鬼と化し、延々シリアスしていた彼が

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これに手作業でわざわざ作り変えて着てるって、どう受け止めたらいいんだ。

さすがにドヤ顔でこれを作られたら、だれでも「んーーーーと私服とかホントはダサい感じ?」とか思うでしょ。

俺は思ったよ劇場で。

 

いや、ブラックマンタのデザインがダサいのではなく、散々シリアスしてた彼が作ったのがこれ、という落差が面白い変わってるんですよ。

 

俺がワーワー言ってるだけとお思いかもしれないですけど、元々光線銃だったものをヘルメットに装着してるんですよね。
で、瞳から光線出せるようにしてるんですが、初めて光線照射時、ヘルメットが割れてしまう。

 

そしたら、

「大きいヘルメットが必要だな」

とにやりと笑う。

 

いや、頭じゃなくて、別の部分から光線出せばいいんじゃないのか。

って思うのは当然じゃないですか。*4

で、彼、淡々とヘルメット大きくして、復讐の鬼に戻るんですよ?

 

だから、どこ行ったんださっきの偏差値。

*5

 

アクアマンのヴィランは何で後半偏差値を失う病気にかかっていたんですかね。

いや、実際、もっと持ってき方あったと思うんです、きっと。

きっと。。。

 

  • 総括

散々いじってきたアクアマンですが、感想のまとめとしては

ブラックパンサーになりそうなので、ブラックパンサーの背骨抜いたらアサイラム入ってきちゃった結果、奇跡的バランスでまとまっている2時間22分」

です。

 

ブラックパンサーの感想を書くだけで、もうひと記事必要になるけれど、「王族」「後継者」「出生の差」「復讐」といった共通項を持ちながら、ブラックパンサーと全く異なる着地、作風にしてみせたのはすごい。

また、一時はそこはかとないB級感にアサイラムを感じたり(クジラの中に入るし)*6したものの、アクアマンを次のクロスオーバーにつなげるという仕事もきっちりこなした一本になっているのもすごい。

宣伝でワイスピを強調されているが、ジェームズワン監督はホラー界隈では名が知られている一人。なのに、そういったカラーを出さず、ポップコーンムービー((自分の中ではハイボールムービーですにしっかり仕立て上げたのは力量がうかがえるし、それ自体原作へのリスペクトを感じてならないです。

 

なんだこれ~~とかB級じゃねぇか~~と思いつつも、とてもいい映画に思えてならず、正直満足度は超絶高かった。

悔しい。。。

 

前評判がいい理由がわかりました。

未体験すぎ海中アクション、最高~!
(たぶん4DXでもう一回見ます)

 

 

*1:https://twitter.com/KWMN1957/status/1093781707117944833

*2:ただ超好き

*3:時系列はジャスティスリーグ以後のようである。というわけで、あの時はまだ田舎暮らしでちょっと練習しただけの人だったことを考えると、アクアマン、メンタルハガネである。あの人より

*4:正直これは原作準拠なら藪蛇な話である。ところで、ワン監督はブラックマンタが大好きらしく、今回の肉付けも監督の希望だったと聞きました。実際、動くと超かっこよくて、この後の市街地戦エモかったです。あと、ポスクレな~~。Ⅱでブラックマンタくるの最&高。待つ&てる。

*5:ところで、ブラックマンタがアクアマンを父親のナイフで刺すシーン超エモくなかったですか?あれ、通常のナイフはアクアマンの肌に入らないのは実証済みなので、父親のナイフでアクアマンを殺すために、新武装でつけた傷をわざわざ狙って、父親から託されたナイフで刺してるんだと解釈しました。そして泣きました。アクアマンでは本当ヴィランが魅力的でしたね!!!!!! 

*6:あそこはシャークネードオマージュであり、ピノキオオマージュではない。(大嘘)