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備忘録 Part.2

アニメ、漫画、本、映画、ソシャゲなど思いついたことを書きます

49.ゴジハム

ゴジハムちゃんのところのゴジラしかほぼ見てないに等しい自分ですが、庵野監督というワードにつられシンゴジラを見てしまった。

ゴジラというよりゴジラという異常に立ち向かう人の姿を描いた映画だった。

 

「虚構対現実」というキャッチコピーがついていたけれど、ゴジラという事象に対しての政府の描写が非常にリアリティに満ちていた。もし実際に現れたら、というイフが見事に描き切ってあってすごいの一言に尽きる。予告でゴジラよりも人のカットが多かったけれど、予告は全く内容を裏切っていなかった。

このへんの話運びは旧作がフリになっているらしいので、時間ができたら作品をチェックしなきゃなぁという感じ。

 

ゴジラの出現を自国でどうするか、その日本人の姿の結末になんとなくインディペンデンスデイみたいなハリウッドのアメリカ愛の協調と同じ空気感を感じた。インディペンデンス・デイはだいぶフィクションに振り切っていたので、リアリティではこっちのほうが上だけども。

自分はその結末を皮肉に感じてしまった。現在の国家の官民体制の上で国民は生きているわけだけど、複雑に見えるその体制がゴジラという虚構を前に簡単に崩れ去る。しかもそのゴジラは人間が生み出した存在で生み出す過程にもアメリカに強く出られない日本が原因になっている節があって、その上での日本の崩壊、瓦礫の”下敷き”になった国民のカットはもう今の日本はここまできてるんだぞ、と。何ならこれを経験しただろ、と視聴者に訴えかける描写だったように自分には受け取れた。

ゴジラという絶対的に逃れられない、人一人では叶うことのない存在にスマホのカメラを向け、モニターの前でコメントを打ち続ける国民たちもどこか異常事態を前に気持ち悪く、結末がああだったからといって「日本すごい」「日本人の底力!」みたいなテーマが込められているというのはうーんという感じ。それは解釈がずれていると思う。

 

そもそも今の時代、確かに政府の根回しとか丁寧に描かれているものの全世界からの支援を受けて、心を一つに協力は奇跡を生む!みたいなことこそ虚構で、虚構対現実の現実側だった国民、日本人たちが終盤、虚構側として描かれてしまっている、というところがミソな気がする。

こんな風に協力して強大な現実に打ち勝つ、っていう素晴しいお話こそ今の日本じゃ虚構ですよね(笑)という皮肉があの映画の結末だったんじゃないかなと思います。

そんな喧嘩売る展開あるわけないという方は旧劇エヴァを見なおして下さい。

 

それはそうとしっかり演技派の人たちを並べて、画面の人の動きの迫力がすごい。

個人的にはSPで大好きだった松尾諭さんや神尾佑さん、野間口徹さんのかっちりしたスーツ姿が見れたのは最高でした。

石原さとみさんはクチビルエロすぎでムラムラしっぱなしだったけど、シンゴジラのヒロインは市川実日子。いいね。

 

とにかく最高の2時間でした。